動画にタイムコードを入れる
動画ファイルを読み出し、動画の右下にタイムコードを入れて保存します。スタートを 00秒:00フレーム として現在の秒とフレームを表示します。
環境
準備
動画ファイルは動画ACの「ゆったり進む船」をダウンロードさせていただき、jupyter notebookファイル(***.ipynb)と同じディレクトリにファイル名’211_640x360.mov'で保存しました(動画のサイズは640x360)。このブログにはmovファイルが貼れないのでアニメーションgifファイルに変換したものを、また容量の制限があるため15秒の動画の冒頭4秒を下に貼ります。
コード
get(cv2.CAP_PROP_POS_MSEC)で現在の時間(msec)、cap.get(cv2.CAP_PROP_POS_FRAMES)で現在のフレームを取得しタイムコードを生成、putTextでフレームの右下にタイムコードを描いて、mp4ファイルとgifアニメーションで保存します。
なお保存する動画のフレームサイズはもとの640x360を縦横半分の320x180にしています。
from PIL import Image import cv2 # gifファイル作成用イメージリスト images =[] # 動画ファイルのキャプチャー cap = cv2.VideoCapture('211_640x360.mov') # 動画ファイルのフレームレート取得 fps = cap.get(cv2.CAP_PROP_FPS) # 保存用動画ファイルのフォーマット設定 fourcc = cv2.VideoWriter_fourcc('m', 'p', '4', 'v') out = cv2.VideoWriter('timecode.mp4', fourcc, fps, (320, 180)) # 動画を1コマずつ取り込んで処理 while(cap.isOpened()): ret, frame = cap.read() # キャプチャー画像の取り込み if ret==True: # キャプチャー画像がある場合 # 現在時間を取得 time = cap.get(cv2.CAP_PROP_POS_MSEC) # 現在のフレーム数を取得 frame_n = cap.get(cv2.CAP_PROP_POS_FRAMES) # タイムコードを作成 timecode = str(int(time//1000)).zfill(2)+':'+str(int(frame_n%fps)).zfill(2) # 縦横半分にリサイズ resize = cv2.resize(frame, (320, 180)) # タイムコードを動画に追加 cv2.putText(resize, timecode, (260, 170), cv2.FONT_HERSHEY_SIMPLEX, 0.5, (0, 0, 255), lineType=cv2.LINE_AA) # mp4動画を保存 out.write(resize) # opencvからpillow形式に変換しgifファイル作成用リストimagesに追加 matrix_pil = Image.fromarray(cv2.cvtColor(resize, cv2.COLOR_BGR2RGB)) images.append(matrix_pil) else: # キャプチャー画像がない場合はループ終了 break cap.release() # 再生画像をクローズ out.release() # 出力動画ファイルをクローズ # gif動画保存 images[0].save('timecode.gif', save_all=True, append_images=images[1:], optimize=False, duration=1000/fps, loop=0)
実行結果
赤い文字でタイムコードが入った動画が保存されます。
以下のサイトを参考にさせていただきました
Pythonの文法メモ > 【OpenCV】動画ファイルの読み出しとプロパティ取得、キャプチャー画像の保存